先週は材料難だった。主要8通貨の中では円が断トツの最弱通貨だったのでドル円は素直にじわじわ上がり。FXトレーダー達は先々週金曜日午後からドル円の再ロングに入り始めて今も継続中。シカゴのIMM為替ポジションは円の超ショートだったが、介入でだいぶ振り落とされたみたい。でもまだ15万枚の円ショート。ドル円は8日間で4.6円の上昇中で156円台に突入。ここまで上がってくると天井が近くに見える。158円くらいからそれが意識されそう。
なんで?3回目の介入もなくはない...他には日米金利差!米経済はスタグフレーションっぽい雰囲気で、米長期金利下落中。一方、日銀が債券の買いオペを縮小し始めたので日本の10年金利が上昇中、もうすぐ1%になりそう。今週の最大の注目材料は水曜日の米国の消費者物価。
先週から昨日までの金は、2300ドル台後半まで上昇。ただドルが強いので上昇は続きそうにない。下げがあれば長期ロングしたい。
先週のWTI原油は原油在庫が予想と違って減少したことで77ドル切れたもののサポートされて反発。ただ、まだ80ドルを回復してない。イスラエルがラファ攻撃を計画中なこともサポート材料。中長期的にはこの反発も一時的であと1か月くらいは下げトレンド継続とみる。
まとめると、ドル円は158円までは買い、金は反発後売り、2200ドル以下では買い、原油は売り場探しか?