マーケットレポート

今週のマーケット戦略-2024年10月8日(火)

先週は石破総理が日銀の植田総裁とのミーティング時に「今はさらに利上げをする環境にないと思う」と発言したことで、ドル円は143円台から一気に147円を超えるところまで買われた。続いて金曜日の雇用統計が予想を大きく上回る異常に良い数値だったことでさらに買われ、149円をタッチ。週明けには149円台前半まで再び買われたが、財務省当局からけん制発言が出たので反落気味だが米ドルが強く、米長期金利も上昇してるので、ドル円は151円台まで上昇予想。下値137円シナリオはいったん消えた。

中国の中央銀行の金買いが5か月止まっていること、米ドルが急に強くなったので金は頭が重くなってきたが、下支えは地政学リスク。金はもう一回2800ドルくらいまでの今年最後の上げはあり得る。調整待ちでロング推奨だが短期に限る。暮れから年初はいったん反落するかも。

WTI原油は、中東情勢の緊迫化で78ドル台。ただ、中国経済のデフレ化、サウジの増産は強烈なベア要因。

まとめると、ドル円は売り場探し。151円でショート戦略。ただし、152円越えて引けたらゲットアウト。下値ターゲットは145円なのでその手前で利確。金は短期2620ドルで買い。2800は利確。2500切れで損切りあるいは様子見。原油はもう一度下落する可能性高いので80ドルでショート。84.55以上は損切。

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