先週からトランプ関税がカナダ、メキシコ、中国に発動されドル円の売り材料となった。
ただ注目だった金曜日の雇用統計までには、すでに下落済みだったため悪い雇用者数だったが市場の反応は限定的。
週明けは鉄鋼、アルミへ25%のトランプ関税。貿易戦争の様相だが市場は若干の乱高下はあるものの値動きは限定的。
日銀のタカ派田村理事は、今年度後半までに政策金利を少なくとも1%に引き上げる必要があると述べたのもドル円の売り要因。
先週から今日までの値幅は5円、安値は150.93円と150円は堅そうだ。
ドル円は予想以上の下げがあって154円前半で先週ロング中。150円以下は損切。
WTI原油先物が73ドル台へ上昇しているのは、ロシアの供給リスクの高まり、米国のイランに対する新たな制裁、イスラエル・ハマス間の停戦終結リスクなど地政学リスクが高まっている。
さらに、欧州の天然ガス価格の高騰により、需要を押し上げる可能性もある。
WTI原油は反発気味。下げあれば70ドル台で短期買い、67ドル以下は損切。
金は中東での地政学リスクの高まりとトランプ関税で高値更新中。
ここまでの高値は昨日の2968.5ドル。中央銀行による金購入が引き続き地金を押し上げており、中国人民銀行は1月に3か月連続で金を増加させた。
ただ、ここからの買いは勧めない。金は長期目線なら2,750ドル切れは買い。