先週は中央銀行ウィークだった。FOMCは事前予想通り0.25%の利下げを決定したが、25年の利下げ回数を前回9月時の4回から2回と利下げペース減速とタカ派的だったので米ドル指数と米国10年金利が急伸。それに連動するドル円も買われた。続いて日銀決定会合は事前に利上げ予測があったものの結局は現状維持。ただ、植田総裁が記者会見でしきりに利上げのためには少なくとも春闘結果を見たいとのハト派発言を繰り返したので、ドル円は158円直前まで急伸して週を終えていた。今週はクリスマス休暇で動意なしスタート。
ドル円は160円が近いこととクリスマス休暇で上値は重い。ここからは上値トライを待って売り戦略推奨。160円以上で損切り、155円台前半で利確。
WTI原油先物は、金曜日の米国のPCEインフレデータが予想を下回ったので来年のさらなる利下げへの期待が再燃したことでエネルギー需要を押し上げる可能性があるとの連想で先週は上昇したが今週初は下落スタート。
WTI原油のファンダは弱いので上昇は限定的。なので十分ひきつけて下げ待ちで買いか?9/10の今年の最安値近辺、65ドル台はロング。72ドル台利確、60ドル以下損切。
金は今週初の長期金利高ドル高を受け昨日は1オンスあたり約2,620ドル台まで下落。
金は長期目線なら2,600ドル切れは買い。短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,550ドルで利確。