先週の市場の最大の注目点は9月のFOMCでどのくらいの利下げになるか?だったが、金曜日のジャクソンホール・シンポジウムでパウエル議長が「金利調整を行うタイミングが来た」と9月の利下げを確約したようなスピ-チ。ただ規模については触れなかった。その結果米長期金利が下値をトライ、一貫して下落中だった米ドル指数は今年の最安値を更新して引けた(週明けは反発)。連れてドル円も148円から143円台ミドルまで4.5円も下げてから反発中。ドル円相場はもう一度下値トライあるだろうが週後半~来週にはまた上値トライしそうだ。ただ、中長期ではドル円の下げトレンドは最低でも来年5月頃までは続きそう。なので、短中期は調整の下げは買い、中超期はショート狙いか?
金は、史上最高値更新中で現在は2550ドル近辺。金は、今年は依然として上値目線なので2450ドルくらいまでの調整待ちでロング推奨。
WTI原油はヒズボラ対イスラエル攻撃という中東の地政学リスクに加えアフリカ大陸の大産油国リビアが原油輸出の不可抗力条項を適用すると発表したことで77ドル台まで急反発中。
まとめると、ドル円は短期的には買い場探し、151~53円程度で利食い&ショート。金は2450ドルで買い。短期ポジなら2300ドル切れで損切りだが中長期はガチ保推奨。原油は72ドル台はロング推奨。短期ポジは70ドル切れで損切り。