ここのところ米国は弱い経済指標が目立ってきてたが、先週の雇用統計はポジティブサプライズだった。非農業部門雇用者数が先月よりも10万人以上も増加して27.2万人と予想18.5万人をはるかに超えた。逆に失業率は2年半ぶりの高さとなる4.0%。結局、移民が激増してるからじゃないの!?
これを受けて米長期金利、米ドル指数とも急騰、ドル円は先週央に154円台まで下がった後(なので先週の推奨通り155円でロング中)雇用統計後のドル高に連れて157円台まで急上昇。昨日は横ばいだったが、ここからの上昇では利食いして良いかも。
今週は水曜夜に米国の消費者物価指数と木曜未明にFOMC、金曜日に日銀の決定会合と今年一番のお祭り騒ぎになる。160円再トライもありかな...
金は、米国長期金利の続落で先週は2400ドルを超える局面もあったが、雇用統計直後に米長期金利、米ドル指数とも急騰したので、金は3%近くの大暴落で週を終えた。当戦略レポートでは、金は急落すると予想してたので、いよいよ来たか!という感慨。金買いのタイミングが近い。金は長期では依然として上値目線だからだ!
WTI原油は先々週末のOPEC+総会が自主減産分220万B/Dは10月から段階的廃止との致命的な判断ミスで続落!昨日は値ごろで上がったが、チャート的には7月中旬まで下げそうだ。
まとめると、ドル円はピーク近そうなので、ここからは利食い優先、上値目標160円?金は2212ドル以下では長期買い、原油は短期売り場探しか?