先週はこれといった指標やイベントがなかったが、日曜の衆院選がすべてとなった。自公が過半数取れないかもしれないとの事前予測で先週は日経が売られ気味、ドル円は買われ気味で推移していた。政治不安定要因は株売り、円売り材料だが、結果は予想を超えた自公の惨敗。先週は米国10年債利回り、ドル指数が一貫して買われ、ドル円は一時153円台まで載せてきた矢先だったが、この結果が油を注ぎドル円は高値を一気に更新して154円をうかがう動き。この流れは政局が安定するまで続くだろう。明後日の日銀決定会合は据置予想、利上げの可能性はなし。
米国の長期金利が急騰してるものの、まだFOMCでの利下げはありそうということで金は続伸中で2760ドル台と史上最高値を更新中!中国以外の世界中の中央銀行の買いが止まらない。ただ米国長期金利の上げが続くようだと(筆者は続くと思う!)金のピークは近い。上値はいいところ2800ドルくらいか?長期的にはロング推奨だが、ここではもう追いかけたくない。暮れから年初はいったん反落する可能性大。
WTI原油は急落中。イスラエルのイラン攻撃のターゲットが石油施設ではなかったことが確認されてWTIは昨日67ドル台へ、6%の大暴落。ファンダはまだ非常に弱い。
まとめると、ドル円は151円台までの調整があれば買い。先週の151円のショートは瞬殺となった。金は2800ドルでは利確。原油はもう少し下がりそうだが底値も近そうなので手出し無用。