マーケットレポート

今週のマーケット戦略-2025年1月14日(火)

先週は雇用統計を前に米国長期金利、ドル指数とも続伸していたが、雇用統計が予想をはるかに超えた強いものだったので今年の利下げ回数が少なくなるとの思惑で長期金利、ドルは上昇が加速した。ドル円もそれに従って続伸となった場面もあったが、日銀の早期利上げもあり得るとの憶測で、ドル円は週明け反落気味。ドル円の過去1週間の安値は先週月曜日の156.241円で高値は雇用統計直後の158.881円。
ドル円はまだ上がりそうだが160円を一気に超えるのは困難とみている。ここからは159円台は売り戦略、160円以上で損切り。逆に154~5円台までの下落は買い推奨。


WTI原油先物は金曜、昨日とも3%以上の上昇。米国の新たなロシアへのエネルギー制裁が伝えられたため。昨日は1バレル78.82ドルで取引を終えた。これは昨年8月以来の高値。ただ、バイデン政権終了1週間前なのでこれがそのままトランプ政権に引き継がれるか疑問。
WTI原油は82ドル台は売り、85ドル超えは損切。


金価格は雇用統計が強かったのでFRBが今年後半まで金利を据え置くと予想慎重論がでてきたにもかかわらず上昇。トランプ政権の関税政策がインフレ加速させるとの観測が根強い。テクニカルにも下げ圧力は強くなりそうにない。金は長期目線なら2,600~25ドルは買い。
短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,510ドルで利確。先週の2,725ドルショートはいったん利食い推奨。

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