先週は米金利ではなく、労働市場の減速に注目が集まった週だった。水曜日のJOLTS求人数は21年以来の低さとなり、木曜日のADP雇用レポートも21年以来の低さとなった。その後の金曜日の雇用統計では非農業部門雇用者数が14.2万人と予想を下回った。一連の弱い労働市場指標を受けて米株や日経は急落、米国の長期金利も16か月ぶりの安値を付け、ドル指数も続落、ドル円も141円台後半まで売られ、8/5につけた141.688円とダブルボトムを形作った。今週明けは、米ドル指数が上昇、ドル円も143円台まで反発中。明日の米消費者物価に注目!
金は2500ドル台で膠着状態続く。金は、今年は依然として上値目線なので2450ドルくらいまでの調整待ちでロング推奨。中長期的には来年は反落するかも。
WTI原油は米経済のリセッション懸念で需要減退懸念から70ドル切れ!。ヨーロッパ、中国経済も弱いので嫌気されてる。OPEC+は18万b/dの増産を12月まで延期したがインパクト無し。唯一のブル要因は、メキシコ湾でのハリケーンリスクのみ。テクニカルには底打ちは近い。
まとめると、ドル円は短期的には買い場探しだが、140円切れはとりあえず損切、151~53円程度で利食い&ショート。金は2450ドルで買い。短期ポジなら2300ドル切れで損切りだが、今年は中長期はガチ保推奨。原油はさらに続落する可能性あるのでいったん様子見。