マーケットレポート

今週のマーケット戦略-2024年5月28日(火)

先週水曜日に発表された5/1のFOMC議事要旨では、米国の利下げタイミングは遅れそうだとの意見が増えてきたことから米ドルが上昇し、ドル円の底堅さが続くとの読みが優勢になってきた。つまりドル円は米金利次第。日本の10年金利が11年ぶりに1%を超え始めてきたものの無視された形。

なので、このドル円の強さは秋頃までは続くかも。ドル円はじり高継続で155円台ミドルから157円台に載せ始めた。ただ木曜夜に発表になった米国の総合PMIが改善してきたことで、ドルの頭を抑える動きも。

今週の注目材料は31日金曜日のPCEコアデフレーター。この数字いかんでは、ドル円は大きく動く可能性あり。あとは160円でまた当局の介入があるか。

金は、FRBが今年利下げをするとの観測(=ドル安)時には買われ、利下げ後退時には売られると敏感な反応で先週水木と1オンス当たり120ドルもの大きな反落。金は長期では依然として上値目線だが、この下げはテク二カルには読み通りの動き。さらなる下落を待ちたい。

WTI原油は今週末のOPEC+総会待ち。OPECは24年の世界の石油需要は225万B/D増とかなり強気!とすると減産幅下げるのか?バレル80ドルが天井かな?中長期的にはあと3週間くらいは下げトレンド継続とみる。

まとめると、ドル円は155円までの下げは買い、上値目標160円、金は2200ドル以下では買い、原油は短期売り場探しか?

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