先週最もインパクトのあったイベントは、財務省の神田財務官が「ドル円が急騰するようなことがあれば介入も辞さない」と発言したこと。にもかかわらずドル円は、160円の天井を突き抜け161.281円を木曜日につけた。1986年12月以来の弱さとなる。昨日はそれも上回って161円台後半まで値を上げた。ただ、前述の神田財務官は「年に20円上がったりすれば急騰と考える」とも言い始めた。ちょうど年初の141円から20円高となっているので、いよいよ介入するレベルか?市場はナーバス。介入があれば155円くらいまでの急落はありそう。そこは買いだろう!
金は、先週弱含んだものの2300ドルは切れなかった。ターゲットの212ドルからは程遠い。当戦略レポートでは、先週は米長期金利が上がると予想しそれは当たったのに金は下がらなかった。2300ドル近辺までの下げ待ちの買いスタンスに戦略変更。金は長期では依然として上値目線だからだ!
WTI原油は、夏の需要増と新たな中東での紛争(イスラエルとレバノンにいるヒズボラ)が目につき始めて83ドル台ミドルまで直近の高値更新中。チャート的には上昇に転換。80ドル切れるかどうかわからない。
まとめると、ドル円はこの辺から財務省の介入がありそうなので155円くらいで買い推奨。金は2300ドル+で長期買い。原油は下げ待ちで80ドル台はロング推奨。
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