先週は注目だった米国の消費者物価は2.8%と予想の2.9%を下回った。
また生産者物価は1月から変わらず0%、こちらも0.3%上昇の予想を下回った。さらに昨日発表された小売売上高も予想を下回った。
ただ、トランプ政権による関税脅威政策の導入以来世界的な貿易摩擦の激化で(ドル円と)相関の強い米長期金利が反発気味のため、ドル円は先週火曜日の安値146.542円から現在149円台ミドルと3円の上昇中。明日の日銀が利上げすれば(可能性低い)急落も。
ドル円はダウントレンドの中の調整の上げ。
ただ、まだ上昇すると思われることから、調整の下げがあれば148円台前半で短期の買い、146.5ドル以下で損切り、150円台乗せでは利確推奨。
中長期では153円台でショート、154円越えで損切り。
原油先物はOPEC+が4月から段階的に生産を増やすことを決定したことに加え、ウクライナ戦争終結の可能性が出てきていることが、トランプ関税で世界貿易摩擦の激化というブル要因を上回っている模様でWTI原油は過去1週間は68ドル台前半が高値で65ドル台前半が安値。
ウクライナ戦争終結となればさらに続落、逆にトランププーチン電話会談が決裂となれば、原油はレンジを抜けて急騰となろう。
WTI原油の下落は最終段階にあるものの本日のトランププーチン会談次第。不確実性が高すぎるので様子見。
金価格は世界貿易摩擦の激化がサポートとなり3000ドルを超えて史上最高値更新中。
金は長期目線なら2,900ドル割れは買い。