先週月曜日に中国のディープシーク社の安価な生成AIが開発されたとの報道でエヌビディアに衝撃が走り、この日同社は17%もの暴落となった。この報道でドル円は156円台前半から153円台後半までの急落。その翌日はエヌビディアも9%ほど戻し、ドル円も155円台後半まで急回復と目まぐるしい値動き。木曜日のFOMCは事前予想通りFFレートの据え置きを決定したことでドル円は再び153円台後半の下値をトライしたが、再びサポートされた。週末、週明けはトランプ関税で市場は乱高下が続いており、いったん154円すれすれまで下値トライ後155円台ミドルまで反発中。ドル円は154円が固く、今週再び上昇に入ると思われる。200日移動平均152.85円までの下げはなさそうだ。154円前半まで下がれば買い推奨。150円以下は損切。
WTI原油先物はメキシコとカナダに課した25%関税発動は3月からに延期されたもののOPEC+の段階的な増産が再確認されたことで72ドル近辺まで続落中。WTI原油は続落しそう。74ドルで短期売り、80ドル以上は損切。68ドル台で利確。
金価格は、米国の関税措置に伴う世界貿易戦争への懸念から、米ドル高が安全資産としての需要を上回り、2,780ドル付近まで下落したものの再び史上最高値を更新、2,850ドル近辺で取引されている。金は長期目線なら2,750ドル切れは買い。