今週のマーケット戦略-2025年2月25日(火)

先週は日銀のVIP2人の発言でドル円が売られた。タカ派の高田審議委員と植田総裁。この2人のタカ派発言で、ドル円は一気に148円台後半の安値をつけた形。ただ、先週から今週にかけてドル円の高値は17日月曜日の152.394円、安値は昨日の148.846円と2円50銭とおとなしめ。ただ、堅いと思われた150円を切れたことで近い将来のドル円は予想より低い下値141-145円をトライしそうだ。ドル円は150円切れたのでいったん損切!直近の12/3の安値148.644円をバックに149.50円で短期ロング戦略。上値ターゲットは153.50円で、そのレベルでは中期ショート推奨。

WTI原油先物はウクライナ和平協定の可能性で$70.4ドルまで下落後、昨日は小幅反発。イラクは、イラク・トルコパイプラインの操業が再開されれば、1日あたり18.5万バレルを追加する可能性もあり軟調が続きそう。ブル要因は中国経済のリカバリー次第。WTI原油は、さらに下げあれば67ドル以下に損切を置いて逆張りロングもあり。

金は昨日に1オンスあたり2,974ドルの過去最高値を記録。トランプ大統領は、中国からの輸入品に10%、鉄鋼とアルミニウムに25%の既存の関税に続き、木材、自動車、半導体、医薬品に追加関税を課す「中国たたき」を主眼に関税政策を展開中。ただ、ここからの買いは勧めない。金は長期目線なら2,750ドル切れは買い。

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マーケットレポート​

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