先週15日水曜日の植田日銀総裁が「今週金曜日の金利引き上げの可能性について議論する」というタカ派的な発言をしたことで、ドル円は先週火曜日の158.198円の高値から急落して金曜日に154.981円の安値を付けていた。今週になって本日未明のトランプ大統領の就任式後再びドル円は売られ先週の安値を切り始めたところ。瞬間的に155円切れ。今週金曜日の日銀金融政策決定会合での0.25%の利上げ確率はかなり高いものと思われる。もっとも7~8割は織り込み済み。
ドル円は極短期ではまだ下がりそうだが今週央以降再び上昇に入ると思われる。154円台への下落は買い推奨。150円以下は損切。
WTI原油先物は先々週から先週水曜にかけ(バイデン政権による)米国の新たなロシアへのエネルギー制裁が伝えられたため大きく上昇、80ドル台に乗せ始めた。ただ、トランプ氏の原油増産政策が伝わると反落気味で現在76ドル台へ。
WTI原油は75ドル台は短期買い、84ドル手前は売り、85ドル超えは損切。
金価格は先週末1オンスあたり2,750ドルの水準まで上昇した。先週水曜に発表された米コア消費者物価指数は前年比で予想外に鈍化。昨日のトランプ大統領就任式でドルが売られたことで金は高値膠着が続いている。
金は長期目線なら2,600~25ドルは買い。