先週は火曜日のFOMC議事要旨と水曜日のコアPCE価格指数の2つ以外は大きな指標やイベントがないと思っていたが、トランプ氏がSNSで中国やメキシコに関税かけるといったことで市場は大きく動いた。
ドル円は乱高下気味で売り優勢の動き。おまけに金曜日は東京都のインフレ率が2.6%と先月の1.8%から大きくジャンプアップ、ドル円が151円ミドルから149円台ミドルまで急反落した。昨日はその安値を切って149円すれすれまで売り込まれた。FEDは利下げ、日銀は利上げの可能性が出てきたためで、ドル円は145円くらいまでは下がりそうだ。
ドル円は中央銀行の政策が正反対なので円高になりそう。先週ロングしたドル円は149円切れで損切り。ここからは上げを待って売り戦略推奨。
WTI原油先物は、イスラエルとヒズボラが停戦合意したもののイスラエルの爆撃は続いていることに加えシリアで反政府勢力がシリアの最大都市アレッポを制圧したことで、イランがシリアをサポートすると言明、ときな臭いので70ドル切っているが底堅い。明後日5日に開催されるOPEC+会合で生産量増加の延期が可決されるかが焦点。
WTI原油のファンダは弱いが、地政学リスクあるので売れない。むしろ、OPEC+の出方次第で買いか?9/10の今年の最安値近辺、65ドル台はロング。72ドル台利確、60ドル以下損切。
金は中東の地政学リスクで2,600ドル台の膠着状態。
金は長期目線なら2,600ドル切れは買い。短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,550ドルで利確。