今週のマーケット戦略-2024年12月18日(水)

先週注目だった米国CPIは事前予想通り2.7%と、先月の2.6%から上昇したもののドル円には特に大きなインパクトはなかった。ただ、米長期金利が週を通して上昇、ドル指数も同様に上昇したことや明日の日銀決定会合では利上げないかもとの見通しが優勢になってきたことで円安が継続、ドル円は153.614円まで買われて週を終えた。この流れは週明けも続き、154円台ミドルまで続伸している。ドル円はFOMC、日銀の金融政策決定会合前で上昇が続いているが、日銀が予期せず利上げを行った場合の警戒感も出てきており、上値は154円台ミドルで上げ止まっている。ここからは上げを待って売り戦略推奨。155円以上は売り。156.8円で損切り、150円台利確。

WTI原油先物は、中東の地政学リスクの高まりで、先週末にはいったん71ドル台まで上げたものの、中国を筆頭に世界的な需要の弱まり懸念と世界的な原油の供給過剰が意識されて、今週に入って再び70ドル切れて急反落中。WTI原油のファンダは弱いが、地政学リスクあるので売りにくい。むしろ、下げ待ちで買いか?9/10の今年の最安値近辺、65ドル台はロング。72ドル台利確、60ドル以下損切。

金は中国の半年ぶりの金購入再開ニュースで先週2,760ドルまでジャンプアップしたが、明日のFOMC会合結果を前に昨日は1オンスあたり約2,640ドルまで下落。
金は長期目線なら2,600ドル切れは買い。短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,550ドルで利確。

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マーケットレポート​

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