先週は雇用統計などの大きな経済指標があった割には、通貨は先々週と比べて落ち着いた週となった。ドル円は151.23円が高値、148.65円が安値で値幅が258ピップス(1.67%)という週足にしては狭い範囲の(テクニカルにはトレンドと反対の動きとなる)調整の動きとなった。
雇用統計については11月に23.7万人の雇用創出となり、(上方修正された)10月の3.6万人から大幅増加、市場予想の20万人を上回った。これに対し市場は意外に落ち着いた反応。週明けは円安で149円台から151円台まで買われている。
ドル円はFRB利下げ、日銀利上げの思惑でもう少し円高(ドル円下げ)になりそう。ここからは上げを待って売り戦略推奨。152円以上は売り。156.8円で損切り、147円台利確。
WTI原油先物は、OPEC+の減産継続の発表も効き目なし。ただ、また新しい中東リスクが勃発。50年も続いたシリアのアサド政権がアルカイダ系の武装勢力に倒された。それでも68ドル台。
WTI原油のファンダは弱いが、地政学リスクあるので売りにくい。むしろ、下げ待ちで買いか?9/10の今年の最安値近辺、65ドル台はロング。72ドル台利確、60ドル以下損切。
金はシリア政府転覆でしばらく続いたレンジを若干上抜けたが、2700ドル止まり。
金は長期目線なら2,600ドル切れは買い。短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,550ドルで利確。