先週は各国のPMI速報値以外特に大きな指標やイベントがなかったが、ウクライナによる米英の長距離ミサイルによるロシア攻撃があり、プーチン大統領が「核兵器使用基準の引き下げ」を承認がしたことで、ウクライナ戦争の激化が意識され始めた。
地政学リスクで米ドルが続伸したもののドル円は高値での膠着状態が続き、153円台前半から155円台後半と方向感のない週となった。週明け後も膠着気味。
ドル円は151円台への調整があれば、もう一回の最後の上げ期待で買い。155円台利食い。149円切れで損切り。
WTI原油先物は、先週は買われていたが月曜日、イスラエルとヒズボラが数日以内に停戦合意に近づくかもしれないとの報道を受けて3.2%下落し、1バレル68.90ドルで引け。
WTI原油のファンダは弱いが、ウクライナ戦争次第で売れない。9/10の今年の最安値近辺、65ドル台はロング。72ドル台利確、60ドル以下損切。
一方先週急騰していた金も2,700ドル台から一気に100ドルもの下げ。
トランプ次期大統領がヘッジファンドマネージャーのスコット・ベセント氏を財務長官に指名したことも金の売り要因になったようだ。
金は長期目線なら2,600ドル切れは買い。短期は2,725ドルでショート、2,800ドルで損切り、2,550ドルで利確。
米ドル同様米長期金利が急反落したのでドル円の頭は重いが底値も堅い。