先々週金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長スピーチは9月利下げを確約する超ハト派発言だったが、材料出尽くし感からドル円は週を通して上昇した。その背景としては、米国長期金利、米ドル指数とも同様に続伸したため。ドル円は、先週は143円台ミドルから146円台前半まで3円弱の上昇。週明けもこの流れは変わらず続伸して147円台に乗せた。今週の目玉は雇用統計。FRBは労働市場に非常に注力しており、パウエル議長は、「これ以上の弱さは歓迎せず、労働市場を強く保つためにできることはすべて行う」と明言。その他では本日のISM製造業PMIと木曜日のISMサービス業PMI。ドル円相場はまだ下値トライあるだろうが続伸予想。
金は、2560ドルは重い。金は、今年は依然として上値目線なので2450ドルくらいまでの調整待ちでロング推奨。中長期的には来年は反落するかも。
WTI原油はイランのイスラエル攻撃は当分なくなった。ハマスのハニヤ党首の爆殺の正確さにイランはビビっているようだ。加えてOPEC+は来月から220万b/dの自主減産の内18万b/dの増産を始める。73ドルまで下落中。
まとめると、ドル円は短期的には買い場探し、151~153円程度で利食い&ショート。金は2450ドルで買い。短期ポジなら2300ドル切れで損切りだが、今年は中長期はガチ保推奨。原油は72ドル台はロング推奨。短期ポジは67.70ドル切れで損切り。