先週は、日経もドル円も継続的に買われた週になった(週明けは反落中)。意外だったのは先週買われた原因となったのが木曜日の良好だった米小売売上だったこと。市場の焦点がすでにFF金利の下げではなく(織り込み済み)、米景気の方に移ったということ。米景気が下降気味=ドル売りにつながる。ドル円は先週央の146円すれすれから149円台ミドルまで買われたが、金曜日はドル売りのせいで、147円台前半まで売られて週を終え、昨日のドル円は一時145円台まで売られた。ドル円相場は短期下げだが週後半~来週にはまた上値トライしそうだ。ただ、中長期ではドル円の下げトレンドは最低でも来年5月頃までは続きそう。なので、短中期は調整の下げは買い、中超期はショート狙いか?
金は、史上最高値更新中で2550ドル間近。金は、今年は依然として上値目線なので2400-2425ドルくらいまでの調整待ちでロング推奨。
WTI原油は中東の地政学リスクが減って来ていることで急反落中。昨日も73ドル台まで2ドルも下がった。とは言え中東和平前にショートはリスクが高いので底打ちは近そうだ。
まとめると、ドル円は中期的には上がったら売り、短期的には買い場探し。144.50円くらいまでの下げはロング。151~53円程度で利食い&ショート。金は2400-2425ドルで買い。短期ポジなら2300ドル切れで損切りだが中長期はガチ保推奨。原油は72~75ドルはロング推奨。短期ポジは70ドル切れで損切り。