先週末の雇用統計で、米国の労働市場がいよいよ弱くなってきてるのがはっきりしてきた。非農業部門雇用者数が予想19万人を上回って20.6万人と出たけれど、先月を下回り、失業率は4.1%と増加、平均時給も0.3%と鈍化した。これを受け米長期金利が急落。先週央に162円間近まで買われていたドル円も反落気味で週を終えた。ドル円とずっと相関が強い米ドル指数は先週火曜日頃から継続して下落したまま。162円は先週書いた「年初の141円からちょうど20円高となったレベル」でいよいよ介入するのか?と市場がナーバスとなるレベルだけに、介入あればもちろん、なくてもFRBが利下げしそうなので、152-155円くらいまでの急落はありそう。そこは買いだろう。
金は、米長期金利が週を通して下がったので、米ドル指数も急反落。なので金は急反騰して週を終えていた。先週は、なんと60ドル、2.5%も上昇して2400ドル直前まで上昇。金は長期では依然として上値目線であり、このまま2400ドルを超えて続伸していくかも。
WTI原油は金曜日の雇用統計では、需要サイドが落ち込みそうな理由となりそうだ。それにメキシコ湾のハリケーンによる供給途絶の可能性が影を潜めたことで、原油価格は先週の84.5ドルから82ドル台へ昨日大きく下落。ただチャート的には上昇に転換してる。77ドル切れるかどうかわからない。
まとめると、ドル円上昇は一休みで反落中。155円くらいで買い推奨。金は2300ドル+で長期買い。原油は下げ待ちで78ドル台はロング推奨。