今週のマーケット戦略-2024年7月23日(火)

先週注目だったパウエル議長の議会証言は「インフレが持続的に2%に向かっているという確信が強まるまでは金利を引き下げることは適切ではない。」と無難な発言。このインパクトは限定的。もう一つの重要指標だった米国の消費者物価指数は、3.0%と先月の数値を下回り1年ぶりの低水準となった。これで米長期金利が急落。この時を狙って財務省の介入もあった模様で、ドル円も161円台から157円台までいっきに売られて週を終えた。「年初(141円)より20円安になったとしたら急激な円安とみなす。」と神田財務官が2週前に言ってたなあ...昨日のパウエルは打って変わって「予防的な利下げは可能」というハト発言。トランプ大統領を意識した発言か?152-155円くらいまでの急落はありそう。そこは買いだろう!

金は、米長期金利が今週も週を通して下がったので、特に米国CPI直後に下がったので米ドルも続落。なので金は続伸して2400ドル超えて週を終えた。金は長期では依然として上値目線。調整待ち。

WTI原油は夏の需要が堅調だという兆候が原油価格を下支え。原油価格は先週は80-83ドルのレンジ。チャート的には上昇に転換していて最近は横ばいの値動きだが、濃厚になったトランプ大統領はバカスカ生産量を増やすので下落要因。とはいえ77ドル切れるかどうかわからない。 まとめると、ドル円上昇はひと休みで反落中。155円くらいで買い推奨。金は2350ドルで長期買い。原油は下げ待ちで78ドル台はロング推奨。

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マーケットレポート​

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