先々週の日銀会合では、事前予想と違って国債の買い入れ減額は直ちにはしないということになった。つまり量的緩和が継続。ドル円の断続的な買いが継続して157円台から一気に160円間近まで急上昇して先週を終えた。ここまで上がってくると介入?!と警戒感が出てくるが、昨日神田財務官が「過度な値動きがあれば介入する」と発言。160円が前回の介入レベルなので市場はナーバス。介入があれば5~6円の急落はありそう。そこは買いだろう!
金は、先週は2382ドルまで上がったが、金曜日に急反落。でもターゲットの2212ドルからは程遠い。当戦略レポートでは、今週は米長期金利が上がり金は6月末までは急落と予想してるので、今週は戦略に変更なし。下げ待ちの買いスタンス。金は長期では依然として上値目線だからだ!
WTI原油は米エネルギー情報局EIAの原油とガソリン在庫が先週はプラスの予想に反して大幅下落となったことで82ドルまで買われた。チャート的には今週以降7月中旬までは下げると出ている。で、いよいよ70ドル前半~ミドルで底打ちすると見ている。
まとめると、ドル円はここからの急騰があれば財務省の介入がありそうなので5~6円下値で買い推奨。介入レベルは162~3円?
金は2212ドル以下では長期買いだが、今月中にそれがない場合は2300ドル台でも買い。
原油は短期売り場探しか? それがない場合でも、下げ待ちで75ドル近辺ではロング推奨。