先週の2つのメインイベントの内、木曜日の日銀金融政策決定会合は政策金利の現状維持を決定した一方、記者会見で植田総裁が今後の利上げを示唆するタカ派的発言をしたことで、ドル円は153円台ミドルから151円台後半まで一時売られる局面があった。また金曜日の雇用統計の非農業部門新規雇用者数は11.3万人の予想に対し、1.2万人とサプライズの小さな数値となった。ボーイング社でのストライキの影響と、2つのハリケーンの影響らしい。この結果を受け、ドル指数が買われ、ドル円急反発。週明けは弱含みで152円を挟む展開。
本日は大統領選。トランプ優勢でドル買い、長期金利上昇ならドル円上昇、金売りだが、それを見越して、金は先週の史上最高値2801ドルから反落中(「上値はいいところ2800ドルくらいか?」と言ってきた)で、現在2740ドル近辺。もう少し続落後もう一度上値トライするが、その後、暮れから年初は大きく反落するとみる。長期的にはロング推奨だが、短期ではもう追いかけたくない。
WTI原油は急反発。OPEC+が増産を取り下げた模様。イランはイスラエルへの報復を検討中のようなので地政学リスクは残るものの、ファンダはまだ弱い!
まとめると、ドル円は151円台前半への調整があれば買い。155円台利食い。149ドル切れで損切り。金は様子見。ただ、長期目線ロングなら2600ドル台まで待ち。原油は74ドル台ショート。ただし、78.46ドル超えは損切。66ドルで利食い。