先週水曜日の米国大統領選挙で主流メディアの予想が大外れで、トランプ大統領の圧勝で終わった。で、米経済の黄金時代到来とばかりに米ドル、米長期金利、米株が一気に買われ、連れてドル円も151円台から155円直前まで大幅な上昇。一方、金曜未明のFOMCは事前の予想通り0.25%の利下げを決定、それにはマーケットは無反応だったが、パウエル議長が記者会見でハト派的発言したことでドル高となり、ドル円急反発。週明けは一時152円台前半まで売られる局面もあったが再び154円トライ中。
WTI原油先物はOPEC+が増産延期というニュースで先週央までは上昇していたが、金曜、月曜日に72ドル台から約68ドル切れまで急落している。最大の輸入国である中国の見通しが低迷していることが最大の重し。ただ、トランプのイラン、ベネズエラ制裁はブル要因。WTI原油のファンダはまだ弱いが、9/10の今年の最安値切れ(64ドル台)は買えそう。
金は月曜日に1オンスあたり2,600ドル台前半まで急落した。米長期金利の上昇が売り要因。また中国の買いも止まっている。
米長期金利上昇ならドル買い継続、ドル円も上昇。金は目標の2600ドル台まで下がってきている。ここから下は長期の買いはありだが、短期ではまだ買いにくい。
まとめると、ドル円は151円台への調整があれば買い。155円台利食い。149円切れで損切り。金は長期目線ロングなら2,600ドル台前半は買い。WTI原油64ドル台はロング。70ドル利確、60ドル以下損切。