今週のマーケット戦略-2025年3月11日(火)

先週初以来トランプ関税導入承認でリスクオフマーケットとなり、ドル円は151円台前半から一時146円台に突入して週を終えていた。
週明けもトランプ氏のリセッション入りを示唆する発言からリスクオフ継続で株が暴落、現在ドル円は146円台ミドルと直近の安値を更新中。
先週末、日銀の内田副総裁が「経済見通しが達成されれば日銀はさらなる利上げを行う可能性がある」と述べたこともドル円の売り要因。
ドル円はダウントレンド確認。ここから150円台に乗せてくれば中期目線のショート戦略推奨。154円損切、141円利確。

原油先物はOPEC+が4月から段階的に生産を増やすことを決定したことに加えトランプ大統領のモスクワに対する友好的な発言も供給を後押しし、供給過剰への懸念からWTIは65ドル台まで下落している。
WTI原油の下落は、OPEC+の動向とロシア制裁がらみと不確実性が高すぎるので様子見。

一方、金価格は1オンス2,900ドルまで下落したが、貿易摩擦が引き続き市場心理を圧迫しているため底堅いもののFRBパウエル議長が金曜日、「経済の不確実性が高まっているにもかかわらず、金利引き下げの緊急性を感じていない」と述べたことで金価格は緩み気味。
2940ドルから2900切れまで下がっている。金は長期目線なら2,750ドル切れは買い。

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マーケットレポート​

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